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NARUTOがきっかけ! カロリーナ・ステチェンスカ

現在、世界にはさまざまな日本の文化が紹介されています。漫画やアニメを初めとしてヘルシーと人気の和食、独特の美的感覚な盆栽や生け花、庭に池を作って鯉を飼う人もいます。そんななかでも将棋は日本人だけでなく、外国でも指す人が増えてきたほど国際的になっています。今回はそんな日本でプロ棋士になった国際色豊かな棋士を紹介します。

カロリーナ・ステチェンスカ

カロリーナ・ステチェンスカは日本の将棋連盟所属の女流棋士3級の棋士です。ポーランドはワルシャワの出身で、外国人として初めてプロの資格を得た女性です。そんな彼女はなぜ将棋を指すようになったのでしょうか。

きっかけは漫画

彼女が将棋に興味を持ったのは愛読していた漫画NARUTOの影響でした。2008年にNARUTOの登場人物で将棋が趣味の奈良シカマルが将棋を指しているのを見て将棋に興味を持ったそうです。ちなみに双子の妹さんがいらっしゃるみたいですが同じように漫画が好きなようですが将棋には関心を持たなかったとのこと。それから下校後はインターネットの将棋対戦サイト「81Dojo」で将棋を指していたそうです。一日5時間将棋の勉強を行っていたらしくその入れ込みようがうかがえます。

勝利を重ね、外国人初のプロ棋士へ

大会に出るとそれまでの勉強の成果を発揮する様になります。2011年にはフランスで行われた国際将棋フェスティバルに出場し女性では最高成績の4位になりました。2012年には海外招待選手として第二期女流王座戦に出場。一次予選で女流棋士に勝利し女流棋士に初めて勝利した外国籍のアマチュア女性選手になりました。その後も第三期女流王座戦で女流棋士を破り同年には研修会を受験。2回目の受験で研修会に合格、外国人で初めて研修会の入会になりました。2014年にはハンガリーのブダペストで開催されたヨーロッパ将棋選手権でヨーロッパチャンピオン、ワールドワールドチャンピオン両部門のダブル制覇もしています。2015年の第5期女流王座戦では予選を5連勝で通過、一次予選は二人の女流棋士を破り二次予選に進出。本戦に入れば女流2級でプロになることができたが敗退。その後関東研修会例会で3勝1敗、直近で9勝3敗の成績を残した為、女流3級の資格を取得。将棋界初の外国人プロとなりました。

初の外国人プロ、カロリーナ・ステチェンスカについてご紹介しました。女流棋士3級となり初の外国人プロとなりましたが現在は女流2級まであと一歩のところでお預けとなっているようです。彼女は2014年に山梨学院大学に入学しており、山梨県甲府市の在住ということもあって甲府市から「甲府大使」に任命されるなどして日本で生活しているようで研修会にも電車で3時間かけて将棋会館に通っているようです。彼女の今後の活躍を応援していきたいものです。

このように将棋は外国人にも普及し始めています。先に紹介しました「81Dojo」が海外で入門用に重宝されているようです。英語を初めとした多言語化されていて漢字の読めないユーザーにもチェスの駒に似た絵や文字を選択できるようになっています。また、ヨーロッパでは将棋と同じようなゲームのチェスがあるため外国人でも呑み込みが早く、受け入れやすい、日本の将棋がチェスと比べて複雑になっているため興味を惹かれる、というのも影響しているようです。今後は日本の将棋界にも外国人棋士が活躍する時代もそう遠くはないのかもしれませんね。

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