Category : あなたの知らない囲碁将棋の世界

囲碁も将棋も職業になる?

「囲碁も将棋も楽しいけど、所詮は遊びでしょ?」と思われる方、実はどちらも立派に職業としてプロになっている人たちがいるのをご存じでしたか?将棋はテレビ中継なども多いですから、プロ棋士についてそれなりに知っているかも知れません。しかし囲碁に関しては、知らなかったという人も多いのではないでしょうか? ここからは知られざる、囲碁と将棋のプロについてご紹介します。

プロの将棋指しになるには?なってからは?

将棋のプロになるためには、新進棋士奨励会に入会します。ただし、ここに入るには棋士の推薦が必要。その後、入会試験に合格して、ようやく奨励会員となれます。プロの卵になるだけでもすでに厳しい世界と言えます。

しかし、2006年からは、アマチュアからプロになれる「フリークラス編入試験」が実施されることになりました。試合で良い成績を収め、なおかつ編入試験に豪華すれば、奨励会に入らなくてもプロの道が開けます。ただし、ここでもやはり棋士の推薦は必須となります。

プロになると新聞社などのスポンサー企業が出す対局料が主な収入源となります。タイトル戦を含む棋戦に出場し、好成績を収めることで給料袋の厚さも変わるというわけです。まさに実力の世界ですね。

棋士の平均年収は約1000万と言われています。もちろん、タイトルホルダーや、いつも上位に顔だす実力者の中には、一億をこえる人もいるそうです。こうなると、野球やサッカーなどのスポーツ同様、極めればしっかり稼げる職であると言えます。

なってからも大変?囲碁のプロ

囲碁の方も将棋と同じく、まずは棋院に入ることからプロへのキャリアをスタートさせます。日本棋院と関西棋院の2つがあり、前者は年齢制限がありますが、後者はないのが主な違いです。棋院に入ったプロの卵は院生と呼ばれ、入段試験に臨みます。そこで勝ち上がれば、資格がもらえるというわけです。また、外来での予選、試験手合をクリアすれば、院生でなくてもプロ入りすることは出来ます。

囲碁のプロ棋士の収入は、将棋の棋士に比べると多少落ちます。対局料がメーンであることに変わりはありませんが、その他にもさまざまなイベントに参加したり、指導碁へ通ったりして生計を立てている人も多いようです。もちろん、タイトルホルダーになればしっかり稼げるのは言うまでもありませんが、弱いままだと生活に困ってしまうかもしれません。

棋士にも職業病がある

著名な囲碁棋士、梅沢由香里さんのインタビューによれば、プロ棋士の95%は腰痛になやまされているとか。柔らかい座布団の上に長時間座りっぱなしで熟考を重ねるのが仕事ですから、やむを得ないとはいえ、ほとんど全員が腰痛持ちとは驚きです。完全に職業病といえるでしょう。長時間座りっぱなしで血行不良が続くとEDになる可能性もありますから、この業界は意外にED患者も多いのかもしれません。デスクワークのサラリーマンが座っているよりも座布団は下半身への負担もキツそうですから、大変です。

囲碁も将棋も、やはりプロは厳しい世界です。プロになるだけでも大変なのに、なってからはもっとたくさんの壁が待ち受けていると言えます。趣味を仕事にするのは素晴らしいことですが、生半可な気持ちでは痛い目を見ることになりそうですね。

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