Category : テレビや漫画でも!お茶の間にも囲碁と将棋が進出?

日本将棋連盟も公認?りゅうおうのおしごと!

将棋を題材にした作品は漫画ばかりにあるわけではありません。中高生に人気のライトノベルにも将棋を題材にしたライトノベルがあるのです。それこそ問題作「りゅうおうのおしごと!」です。

高校生にしてプロ棋士

主人公、九頭竜八一は中学生にしてプロ棋士になり、16歳にして将棋界の二大タイトルの一つ「竜王」を奪取し高校生(プロ棋士のため高校には通っていないが)で段位八段を得る。

しかしその後順調にキャリアを積むも竜王奪取後のプレッシャーからスランプに陥り公式戦11連敗をすることに。そんな3月のある日、家に帰ってみると女子小学生の出迎えを受けることに。

弟子は女子小学生

その弟子はなんと9歳の小学3年生!名前を雛鶴あい。この子は八一が竜王戦を行った石川県の旅館の娘で八一が竜王戦のプレッシャーから倒れていたところを介抱したことで知り合います。彼女は内弟子として弟子入りを希望していました。八一も小学生ということもあり弟子に取る気はなかったのです。

しかし一局を指したところこの少女、とんでもない才能を持っていることを知り弟子にすることを決意します。が、その矢先八一の姉弟子にあたる14歳にして女流二冠の棋士、空銀子が現れます。この子は11連敗のスランプに陥っている主人公を励ましに来たのですが、家に上がってみれば見知らぬ女子小学生を上げている弟弟子の姿が…。というお話です。主人公はこの後ロリコン扱いされるわ、あいを連れ戻しに来た両親との騒動に巻き込まれるなど大変な騒動に巻き込まれていくのです。

実はほんとにあった話

このりゅうおうのおしごと!実は作中で将棋界に実際あった話を多数ネタにしています。作中主人公の家に小学生の雛鶴あいが居候する話は女子小学生が内弟子として棋士宅に同居は米長邦雄と林葉直子という方たちの話です。主人公が10代で竜王になった話は10代で棋聖になった屋敷伸之。主人公が自分の名前が九頭竜八一であるため名竜王失陥すると異常な高段位(九頭竜八一八段となる)になる話は加藤一二三。

雛鶴あいの友人で外国人の女子小学生が将棋を始めた理由が漫画「NARUTO」というのも外国人棋士カロリーナ・ステチェンスカのエピソードです。これらはこの作品が日本将棋連盟関西支部の若手棋士からなる「西遊棋」の監修や「将棋世界」の監修や協力を受けているのです。このほかにも実際の棋士をモデルにした登場人物や出来事もまだまだあります。

実際は熱い勝負の世界の話

と、ここまで言うと単なるロリキャラばかりのラブコメ作品を想像するでしょうが内容はそうではありません。作者がインタビューでも語っていますが将棋は小学生から初めている人がプロになる厳しい実力勝負の世界です。現実に11歳で女流棋士になった例もあります。けっして作者がロリコンというわけではありません。ありませんとも。

そして何よりも主人公の八一がスランプにより12敗目まで考えた時、その対局中に現れた内弟子、雛鶴あいを目にした八一の心理描写。弟子の手前で負けられない、と奮起して逆転するさいの心理描写は小説ならでは、です。絵で見れば動きの少ないものに見えますが、小説ですととても映えます。将棋は心理戦ですので、心の内が読み取れる小説はとても相性のいいのです。将棋の熱い心理戦を手軽に読むにはとてもいい作品でしょう。もちろん、可愛いヒロインたちの将棋にかける姿も読んでいてとてもかわいいですよ。

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